チューニングって1番始めにパワーってくるよね。
当然パワーを出すために1番大事なことは燃調なんだけど、そのパワー安定して維持させるために1番大事なことは、水温を安定させることなんだ。
もともと、純正のエンジンは、400や500馬力出して走るって事は考えて作られていない。(当り前って言えば当り前のことだけどね・・・?)むしろ生産性やコストの問題、日本の道路事情(渋滞とか)を考えると今のアルミ1層に落ち着くワケです。
そんな純正の考え方は一般的で、ある意味正論でもあるけど、私達「走り屋」の考えるクーリングって、そんなものじゃないよね。当然ノーマルより、遥かにパワーを上げて走らせてるワケだし、その車でサーキットをガンガン走らせたいワケだし、モチロン街乗りだってするんだから、2・3週走ったくらいで、アップアップしているようじゃ、全然楽しくないし、楽しくないだけならまだしも、一度水温を上げてしまったエンジンは、歪が生じて、その歪が更に発熱を呼んで、上がりグセがついてしまう。そんな行くつく末路は、(もう分るよね)エンジンブロー・・・(泣)彼女とドライブしてて、ドライブ先でオーバーヒート→立往生→(泣)・・・て言うのも切ないよね・・・。
私の本業はラヂエーター屋さんです。チューニング屋さんと言われるようになって、やっと10年(趣味の店とも言うけど・・・)ラヂエーターに関しては、もっともっと、昔にさかのぼります。(歳がばれるからそれ以上は言わない(笑))これから書くことは、そんな私の経験からお話することです。
アルミ製と銅製のラヂエーターって、どっちが良いんだろうね?
先ずはラヂ単体でカロリー測定した数値から見てみようか。★純正ノーマルラヂは、22500kcal/h に対してそれぞれの数値は↓の表を見てね。
| ★スーパーライトラヂエーターII |
24000kcal/h |
| ★スーパーラヂエーター |
27000kcal/h |
| ★スーパーアルミラヂエーター |
33000Kcal/h |
| -測定条件- |
水入口温度80℃ 空気入口温度20℃ コア全面風速4.0m/s
水流量20g/min |
こんなふうに数値で見ると、アルミの方が良い結果になるでしょ。でもね、このカロリーテストする時って、測定条件がアルミに有利な方法しかないんだよね。だから、実車で走らせると全然違っちゃうってこと。銅とアルミの性質の違いで銅のほうが冷えちゃうんだよね。
どっちも、それぞれの良し悪しってモノがあります。アルミ製の武器はズバリ軽くて、熱を伝えやすいこと。言葉で書くと、やっぱスゲージャン!!って思うよね。素材単体でみれば、それは凄い武器になることは間違いなし。しかし、「熱を伝えやすい」って事は、裏を返すと、エンジンルームが熱いと、その熱にも影響を受けやすい・・・ってことになるよね。よくレースで・・・って言葉を使うけど、レースではホントに勝つためだけに考えられているワケだし、基本的にスタートしたらゴールまで、ひたすら走ってるワケだから、走行風は絶えず入ってくるワケです。じゃ、私達「走り屋」の場合はどうかな?
信号が赤になれば止まるし、前で渋滞が起きてれば、ガマンしてテレテレ走らなくてはならないし・・・。でもサーキットとかでも、ガンガン走りたいワケなんです。このような使用状況の中では、アルミ製は自分の熱を外に出すことができずに結果、水温は上昇してしまいます。話変わって銅製は、アルミに比べれば重量はあるけど、銅本来の性質として「自己放熱性」を持っており、自分が熱いと、冷やそうとし、冷たいと暖まろうとする性質を持っています。素材自体が、自ら放熱してくれる特性は、私達走り屋の立場から見れば、とても重要なことなのです。もう分ったよね!なんで私が銅だ銅だって言ってる理由を・・・。
アルミを否定しているわけではなく、自分たちの使う状況を考慮すれば、おのずと答えは出てしまいます。私は、ラヂエーターを変えるだけで、走りたいカテゴリーを完走できなければ!って事を重要視しています。積載車でサーキットまで・・・なら良いんだけど、普通は自走ですよね。レースも走って、帰りも自走して家まで帰る・・・。
私の言う「走りたいカテゴリーを完走できなければ・・・」って、そういう意味です。だから、私はラヂエーターの材質は何が良いんですか?って聞かれれば、サーキットオンリーじゃ無ければ、銅製を付けなさい。って言います。
ただ、どんな車でも冷えるわけじゃなくって、ちゃんと付けて水温計も付けてしっかり管理しようね。サーキットを走るなら、銅でも整流板を追加してできるだけラヂエーターに風を当ててあげるのがミソ!前置きのインタークーラー車には特にね!前置きのインタークーラーなんて無ければ水温は、すご〜く楽になるけど、インタークーラーが無ければ、こんどはパワーが出せないでしょ。コレ、外せないよね。んじゃぁ〜水温はいいけど、油温はどうなの?って感じで・・・クーリングとは、モノ凄く奥が深いものなのです・・・はい。
最後に一つ、勘違いしないでもらいたい事は、水温を下げても油温を安定させることはできません。油温は油温で、しっかりオイルクーラーで、冷やさないといけないよ。 |
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| 街乗りもドリフトもこなす14ちゃんはライトR(銅3層)をつけています。 |
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スーパー15はサーキットオンリー!特注の銅3層を使っています。
もっとも置き方自体が違ってるからね(笑) |
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| 私の本業はラヂエーター屋さんですよ!(知ってた?) |
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| クーリングパネルは「何故なぜ」コーナーでも紹介してるよ。 |
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| 加圧を上げて沸点を上げオーバーヒート予防に使うラヂキャップ。 |
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適正水温で開くことで水温上昇を押えて、オーバーヒートを防止する
スーパーライトサーモ。 |
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| 水温は水温計でしっかり管理しようね! |
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